みなさんこんにちは。
ピピです。
2021年も早1ヶ月が経過しました。
今年こそ新たな趣味を始めようと思っている方も多いと思います。
それならばみなさん…
靴磨きはどうですかーーー?(猪木風)
今回は、僕が使い始めて3〜5年経過した「かなや刷子」を紹介させていただきます。
その中で、今回紹介するのは「豚毛ブラシ」です。
すでに靴磨きをされている方も、かなや刷子の良さや育ち具合を知ってもらう参考にしてもらえればと思います。
目次
かなや刷子(ブラシ)とは
大正3年(1914年)に「大内刷毛店」という名前で創業されました。
はけとブラシの専門店として、主に塗装刷毛、工業用刷毛・ブラシを製造されています。
本社を除いて東京の浅草に3店舗、鎌倉に1店舗を展開されています。
ネットからでも商品を購入できます。
簡単ですが、会社概要は次のとおりです。
店名 | かなや刷子 公式 Kanaya Brush | |
創業 | 大正3年4月(1914年) | |
設立 | 昭和30年9月(1955年) | |
取扱商品 | 歯ブラシ,ヘアーブラシ,爪ブラシ,ボディーブラシ,フェイスブラシ,メイクブラシ,健康たわし・軽石,浴用タオル,髭ブラシ,襟払いブラシ,服ブラシ,帽子ブラシ,靴磨きブラシ,毛玉取りブラシ,料理刷毛,たわし・ササラ等,蕎麦刷毛,浴槽,箒,毛ハタキ,書道,絵画,布ブラシ,毛ブラシ,毛糸ブラシ,皮ブラシ,皮フェルトブラシ,フェルトブラシ,ブラシ内径変更ブッシュ,コバ刷毛,三角刷毛,竹ブラシ類,靴磨きブラシ,ワックス,スリ込み刷毛,サシ刷毛,染色刷毛,ボタン刷毛,糊刷毛,水刷毛,切継ぎ刷毛,木版ブラシ・刷毛,漆刷毛,千社札刷毛,染抜き,毛玉取り,除電ブラシ,鋳物筆,ワイヤーホイル,カップワイヤー,軸付ホイル,軸付カップ,ワイヤーブラシ,塗装ハケ,多目的 平刷毛,ローラー,マスカー,養生テープ,マスキングテープ,皮革用砥石,ロールペーパー,エンドレスベルト,菊型ペーパー,布ヤスリ,耐水ペーパー,ケンマロン,バフ機,木車,木車金具,ナット,フランジ,ポリ袋,クラフトテープ,布テープ,PPバンド,荷札,PP紐,紙紐,ノベルティーブラシ・オリジナルブラシ・アイデアブラシ |
いろんな商品を製造されていますね。
カナヤブラシ産業(株)について、もっと詳しく知りたい方はこちら。
僕が持っている豚毛ブラシについて
僕は現在、かなや刷子の豚毛ブラシを3本持っています。
それらをご紹介します。
ちなみに購入時はこんな感じでした。
少し分かりにくですが、写真一番右(真っ白)が新品時の状態です。
黒色の革靴磨き用の豚毛ブラシ
上から見るとこんな感じです
このブラシの主な使用歴は次のとおりです。
購入年度 | 2016年 | |
使用年数 | 約5年 | |
サイズ等 | 全長135x巾54x全高46(毛丈28)mm | 豚毛(ハード)・天然木 |
購入価格 | 約5,500円(※購入当時の価格です) | |
購入店 | RESH神戸店 | |
使用頻度 | 1ヶ月に2回程度 |
この豚毛ブラシは5年前に購入しました。
主にスコッチグレインのシャインオアレイン、匠シリーズのストレートチップに使用しています。
最近は、あまり黒色の革靴を履かないため、1ヶ月内での使用回数も少なめです。
茶系(ブラウン)の革靴磨き用の豚毛ブラシ
このブラシの主な使用歴は次のとおりです。
購入年度 | 2018年 | |
使用年数 | 約3年 | |
サイズ等 | 全長136x巾54x全高48(毛丈30)mm | 豚毛(ハード)・天然木 |
購入価格 | 約6,000円(購入当時の価格) | |
購入店 | RESH神戸店 | |
使用頻度 | 1ヶ月に2回程度(2020年まで月3回程度) |
このブラシは、主に次の革靴に使っています。
スコッチグレイン「オデッサⅡ」
スコッチグレイン「ダブルモンクストラップ」(※2019年売却)
このブラシは、同じくスコッチグレインの「オデッサⅡ」「ダブルモンクストラップ」用に購入したブラシです。
昨年までは、同じ茶系でスコッチグレインの「ダブルモンクストラップ」にも使用していました。
しかし、履く機会がオデッサⅡと比べて少ないこともあり、どうしても欲しいという革靴仲間の所へ嫁いでいきました。
茶系用のブラシは、昨年まで月に3回程度は使用していました。
しかし、今はオデッサⅡ専用となり、月に2回くらいになっています。
バーガンディの革靴磨き用の豚毛ブラシ
このブラシの使用歴は次のとおりです。
購入年度 | 2018年 | |
使用年数 | 約3年 | |
サイズ等 | 全長136x巾54x全高48(毛丈30)mm | 豚毛(ハード)・天然木 |
購入価格 | 約6,000円(購入当時の価格) | |
購入店 | RESH神戸店 | |
使用頻度 | 1ヶ月に5回程度 |
このブラシは主に、次の革靴を磨く際に使用しています。
<Paraboot(パラブーツ)>
・shambord(シャンボードのカーフ、コードバン)
・reims (ランス)
<Alden(オールデン)>
・Vチップ5432(ユナイテッドアローズ別注モデル)
最近では、このブラシの使用頻度が最も高いです。
というか、最近はこれらの4足をサイクルして1週間の革靴ライフを過ごしています。
ブラシが育つ過程を楽しむことも靴磨きの醍醐味
革靴は、履けば履くほど味が出てきます。
それと同時に、ブラシも使えば使うほど味が出てきます。
写真でも分かるように、バーガンディ用のブラシが一番育っています。
購入時期は、3本の中で一番遅いのですが、保有する革靴でバーガンディが多いため、必然的に使用する回数が多くなっていることが要因です。
このように、それぞれのブラシが育っていく過程を楽しめるのも、靴磨きの面白さ、醍醐味の一つですね。
今では、バーガンディ用のブラシはもちろん、3本ともある程度育ってきています。
そのため、メンテナンス時には、少量の乳化性クリームを付けてブラッシングするだけで、それなりのツヤが出るようになりました。
時には、乳化性のクリームを入れなくても、ツヤが出ます。
※参考ですが、豚毛ブラシの育ち具合がもっと分かる写真をアップします。
僕が数年前に広島に出張して「92ーNINETY TWO」という靴磨き屋で磨いてもらった際に、お店が使用していた豚毛ブラシ(左端に馬毛と山羊も入ってますが…)を載せておきます。
(※当時、こちらのお店は江戸屋のブラシを使用されていました)
自分のブラシもここまで育ててみたい!!
って、あなたも思いますよね。
豚毛ブラシの特徴について
靴磨きにおいて、豚毛ブラシは主に乳化性クリームを革靴に浸透させる時に使用します。
そのため、主に鏡面磨きに使用する山羊毛ブラシと異なり、靴磨きの際はほぼ100%使用するはずです。
また、豚毛は馬毛や山羊毛と比較して、コシがあることが一番の特徴です。
そして、かなや刷子は毛が抜けることもなく、クリームが革の中にスムーズに浸透していきます!
僕が靴磨きを始めた当初は、1,000円台の豚毛ブラシを使用していました。
でも、やっぱり磨くたびに毛が何本か抜けていました。
あくまで個人的な感覚ですが、やっぱりそれなりの価格がするブラシには、それなりの価値があると感じます。
安いブラシでも問題がある訳ではないですが、良いブラシを使うと、もっと靴磨きを追求したくなる魅力が靴磨きにはあります。
世界で一つしかない自分だけのブラシに育てよう
ブラシに5,000円以上はちょっと…という方もいると思います。
僕も購入前は、同じ気持ちでかなり悩みました。
でも、やっぱり使ってみると、安いブラシで磨いていた時と比較して、靴磨きの仕上がりは違います(個人的見解ですが…)。
何よりも、ブラシが育っていく過程を見ていると、靴磨きをもっとしたい、追求してみたいという気持ちになります。
そういった観点からも、靴磨きをするなら、「かなや刷子」はぜひ手に取って欲しいと断言できるブラシです。
基本的な靴磨きのやり方はありますが、靴磨きする人が違えば、同じブラシでも異なる具合に育っていきます。
あなたの靴磨きライフも「かなや刷子」でもっと充実させてみてはいかがでしょうか?
それでは。
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