ピピです。
Paraboot(パラブーツ)のREIMS(ランス)を購入しました。
プレメンテナンスによる履き下ろしを含めたレビューをさせていただきます。
ランスの購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください!
目次
Paraboot(パラブーツ)のReims(ランス)について
結論から言います。
シャンボードやアヴィニョンで有名なパラブーツですが、このランスもなかなかの優等生でした。
しかし、僕が持っているシャンボードと比べてサイズ感など難しい部分もあることが分かりました。
良かった点と気になった点を合わせて紹介します。
購入前のランスについて
パラブーツ好きの方なら分かりますよね。
このブルームがパラブーツの特徴です!
購入した店舗の店員さんに聞くと、この靴は入荷してから約半年経っているとのことでした。
プレメンテしてあげよう
まずは浮き出たブルームを靴の中に戻してあげます。
ここでは靴の色に近い色に育てている豚毛ブラシを使ってあげましょう!
次に古いクリームを落としましょう!
その際、ほとんどの革靴は乾燥しているため(ブルームを戻しているのでこの靴はそこ
まででは無いですが)、油分も補給してあげるとベターです!
僕はいつも、両方の用途で使えるタピールのレーダーオイルをここで使用します。
古いクリーム汚れもきれいに取れますよ!
次は靴の内部です。
靴の外側をプレメンテするのは当たり前ですが、内部をプレメンテする方は意外と少ないみたいですね。
よくお世話になるシューリペア専門店の店員さんに聞くと、きれいな履き皺を付けたいなら、履き始め前の内部のプレメンテこそ重要だと教えてもらいました。
そう、モウブレイのデリケートクリームです!
コロニル1909でも問題ないのですが、僕はこちらの方がベタつきを感じないため採用しています。
ここでプレメンテは一旦終了です。
1日しっかり寝かせて革に馴染むのを待ちましょう!
最後はコロニル1909の出番です
1日寝かせてあげたランスは、かなりしっとりしていると思います。
最後はツヤ出しも兼ねてコロニルで磨いてあげます。
コロニルを靴全体にしっかり塗り込んであげてください。
最後は、豚毛ブラシでしっかりと浸透させるようにクリームを入れ込んで、
入りきらなかったクリームを拭き取って完成です。
この雰囲気が良かったので、あえてワックスによる鏡面磨きはしませんでした。
ランスの良かった点について
僕的にはローファーでありながらこの無骨さが良かったです。
なぜなら、夏だけでなく、冬のスタイルにも程よいアクセントになります。
ジャケパンスタイルはもちろん、ワークパンツなど少し大きめのパンツスタイルにも
ランスほどの無骨さがあれば、見栄え的にも違和感なくアクセントになります。
シャンボードで採用されているパラソールも有名ですが、ランスに採用されている
このマルシェⅡもグリップ力が有能です。
滑りやすい地面でも問題なく歩ける上、長時間歩いてもほとんど足が疲れない点が
メリットですね!
ランスで気になった点について
あくまで人それぞれの個人差はありますが、サイズ選びが難しい点です。
僕はシャンボードを26.5センチで履いていますが、ランスは26センチにしました。
(私の足の実寸サイズは27センチです)
ローファーなので、1センチほど小さめのジャストサイズがベストだろうと思っていましたがそうではありませんでした。
シャンボードは甲が高いため、羽部分を紐で締めて足に合わせて履くのですが、捨て寸がありゆったりとしています。
一方、ランスは先端がシャンボードよりシェイプになっています。
また、つま先における捨て寸がないため、タイトフィットで履くと小指や甲の部分が悲鳴をあげてしまう人が多いと思います。
そのため、厚手の靴下を履いて気持ち的に余裕がある程度くらいがちょうど良いサイズ感になります。
ランスはかかとが抜けにくい設定に
ランスは、ヒールカップ部分が深めの設計になっています。
また、内側にラウンド(入り込む)しており、かつ内側のかかと部分にスエード素材が採用されており、摩擦が起きやすい設計になっています。
結果、かかとが抜けにくくなるんです!
ランスのジャストフィットは避けるべき
革靴の履き方として、ジャストフィットで履くべきという格言は、多くの人が言われています。
馴染んで痛さが解消されれば問題ありませんが、ランスの場合は正直解消されるのが難しいと思います。
実際、購入した店舗の店員さんが履いていたランスも見せてもらいましたが、横には伸びていますが、縦には全く伸びていませんでした。
ずっと付き合っていきたいからこそ、購入時には勇気ある決断で、少し余裕のあるサイズ感を重視しました。
あなたもぜひ、自分に合うランスを探してみてください。
それでは。
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