【積立投信】コロナによる暴落時でも市場に居続けることの大切さを実感した2020年

積立投信

みなさんこんにちは。ピピです。

2020年もあと少しですね。

今年はコロナの影響で、例年にない激動の1年でした。

そして、その影響は資産運用の相場にも大きな影響を与えましたね。

 

2020年の積立投信の運用成績について

 

下の画像は、私が積立投信で運用している商品の2020年の運用評価額の推移です(ちょうど1年間の推移なんですが、日付が分かりにくくすいません…)。

 

①セゾン投信 資産形成の達人ファンド

 

 

②ひふみ投信 ひふみワールド

ひふみ投信 ひふみワールドの1年間推移

 

画像左側のグレーで囲まれた数字は、ちょうど1年前の2019年12月29日の評価額になります。

特にセゾン投信の方は、コロナによる悪夢の大幅下落と、相場の急回復をたった1年で見せてもらえた貴重な1年でした(個人的にはボーナス相場がもう少し続いて欲しかったな…)。

 

僕は、主に次の2商品で積立投信を行っています。

①セゾン投信 資産形成の達人ファンド

②ひふみ投信 ひふみワールド

どちらの商品も、市場の指標より高い運用成績を目指すアクティブファンドです。

2020年だけの結果で言うと、「コロナによる大暴落と最高値更新」という今後、数年間は経験できないであろう特別な1年となりました。

では、振り返ってみましょう!

 

セゾン投信 資産形成の達人ファンド

 

まずセゾン投信の資産形成の達人ファンドです。

僕は毎月この商品に65,000円の積立をしています。

ちょうど1年前に約470万円の評価がありましたが、3月にコロナの影響で、約370万円まで評価額が一気に下がりました。

しかし、3ヶ月後の6月には下落前の評価額に戻り、その後はほぼ綺麗な右肩上がりの上昇。

最終的に12月28日時点で評価額は約618万円、含み益は約117万円、運用開始からの利回りは約25%まで回復しました。

 

 

次にひふみ投信のひふみワールドです。

僕は、この商品の運用が開始した2019年の10月から毎月6万円で積立購入を始めました。

そして、コロナの影響で基準価額が約8,500円まで下落した3月に、約30万円分をスポット購入しました。

相場の変動で、基準価額が大幅に下落した際は、スポット購入で購入単価を下げることを僕は意識しています!

その後も定額での積立購入を続け、12月28日時点で評価額は約145万円、含み益は約30万円、運用開始からの利回りは約26%となりました。

あくまで売却して利益確定した訳ではありませんが、それでも積立投信の凄さを実感した1年でした。

 

市場から退場することによる機会損失を回避せよ

 

僕が積立投信を行なっているセゾン投信の中野CEOも2020年3月10日に次のようなメッセージを挙げています。

 

長期投資家の皆さまへ

いつもセゾン投信を応援いただきありがとうございます。新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、世界の株式市場で株価が大幅に下落しています。9日は、東京の株式市場で日経平均株価が1,000円を超える下落となり、約1年2か月ぶりの安値で取引を終えました。その後、欧州、米国にも株価の下落は連鎖し9日の米国株式市場もダウ工業株30種の下げ幅は、過去最大を記録しました。

2月下旬から始まった今回の世界の株式市場の大幅下落は、市場がコロナウィルスの感染拡大に対する悪影響を「最悪のケース」に向けて織り込み始めたことによる条件反射的反応でありましょう。市場は韓国、日本だけでなく、中東、欧州、米国にも新型コロナの感染が拡大し航空会社の業績や観光産業に大きな悪い影響を与えそうだと懸念しています。

しかし、落ち着いてください。今回の新型コロナが世界的大流行(パンデミック)になると確定した事実はありません。現在、日本はじめ各国が水際作戦を展開し拡大を食い止めようとしています。WHO(世界保健機構)のテドロス事務局長は、9日の会見で、「パンデミックが現実になる恐れが高まってきた。しかし、歴史上はじめてコントロールできるパンデミックになるだろう」と述べています。また、中国では感染拡大に歯止めがかかり始めるなど社会の現状を冷静に俯瞰すれば、必ずしも総悲観の状態ではないと考えています。また、仮にパンデミックになったとしても、いつかは終息の時を迎えることは歴史が証明しています。

であれば、「長期・積立・国際分散」を旗印に掲げるセゾン投信としては、慌てて解約に走るのでなく、平常心を保ちながら、投資を続けることで世界の企業や国に資金を提供する役割を果たしていきましょう。運用開始から約13年のトラックレコードを持つセゾン投信は、リーマンショックを経験しています。リーマンショックの際、恐怖感から積立を止めてしまった人の損益がプラスになるまでの期間は、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド(以下「SVGB」)で4年7か月、セゾン資産形成の達人ファンド(以下「達人」)で4年4か月かかりましたが、リーマンショック時も積立投資を継続した人の損益がプラスになるまでの期間は、SVGBで3年6か月、達人で1年4か月と積立を止めた場合と比べて短くなっています。正に市場下落時に、積立を続けられるかどうかが、その後のリターンを決める大きな要因となるのです。

当面、市場の変動率が高い状態が続くことも予想されますが、セゾン投信は、世界の市場を注視しながら全力で長期運用に取り組んでおります。そして、ここが長期投資家たる本領発揮に向けた胆力が問われる局面です。「セゾン号」での長期投資の旅、皆さんと共にどっしり構えて今回の嵐を乗り越え、進んで参りたいと思っております。

 

 

結局は、相場がどんな方向に進もうとも市場に居続けようというメッセージですね!

今回、多くの投資家がコロナの影響で、一時的に下がった市場に慌て、積立てきた運用資産を売却して現金に戻しました。

結果、得られたはずの運用益を手放すこととなりました

リーマン・ショック時代にも同じような教訓があったにも関わらず・・・

あの時は、市場が下落前の水準に戻るまで数年を要しました。

でも、今回はわずか半年足らずで元の水準に回復、そして以降の推移はみなさんご存知のとおりです。

僕的には、もう少し下落した相場で積立購入して単価を引き下げたかったんですが・・・残念

 

つまり、運用益という果実を得られた人は、

・慌てることなく、市場に居続けてただ単純に積立購入を続けた人

だけなんです!

まさに「積立投信ほったらかしバンザイ精神」の人だけです。

 

そして、今回このコロナ渦での大暴落と相場の急上昇を経験した長期投資家は、次の教訓を得たはずです。

「どんな相場環境になろうとも、市場に居続けよう」

 

目先に囚われない長期投資家になろう

 

この1年は、改めて積立投信の可能性に気づかされました。

僕は今年37歳になりました。

自分の中で、積立投信の最終ゴールをとりあえず65歳までと考えています。

しかし、65歳になって一気に解約するのではなく、積上げた利回り分のみを取り崩して生活することを目標にしています。

今回、コロナによる大暴落がありましたが、自分の中で次のような確信がありました。

「いつか相場は元の水準以上に戻る」

そして、それを待つだけの時間が僕にはあることを意識していました。

 

時間という資産を最大限に生かせ

時間は誰にも平等

 

すべての人にとって「時間」は平等です!

しかし、この「時間」を資産と考えている人は意外と多くないでしょう。

生かし方次第で、積立投信の成果も大きく変わります。

 

また、今回のコロナでインデックス商品とアクティブ商品についても深く学ぶ部分がありました。

過去のネット記事や本を読んでいると、積立投信ではアクティブ商品の運用よりもインデックス商品での運用を推す声が多数ありました。

これはあくまで僕個人の考えですが、最低でも今後10年は、積立投信はアクティブ商品のみで運用すると決めています(もちろん状況次第で軌道修正する可能性はありますが・・・)

なぜなら、繰り返しになりますが、僕には今回のコロナのように相場が大幅に下がっても、

回復を待つ時間がまだ十分にあるからです。

そして、相場が回復状況にある中で、資産の増加スピードを加速させるには、インデックス商品よりもアクティブ商品の方がやはり効果的であると分かったからです(あくまで個人の見解ですが…)。

 

しかし、資産がある段階まで成長するのを待つ時間に余裕が無い人(積立投信をやらない人)は、資産を短時間で成長させる必要性が発生した場合、必然的にリスクを取らざるを得ません。

その原資がもし退職金や老後資金である場合は、かなり危険な状況と言わざるを得ないでしょう!

ここに「時間も資産」という考え方の全てが詰まっているんです!

積立投信を早く始めた人ほど、得られる果実の可能性は高まり、逆にリスクは軽減されるんです!

ここまでのことが分かっているのに、それでもあなたはまだ貯金だけを続けますか?

少しでもやる気が出たのなら、明日からではなく今すぐ行動しましょう!

それでは。

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